#双星演舞 カクサバに参加して負けた話、と状況分析と、お礼
ニコマスの大規模企画、双星演舞でカクサバのMSC軍先鋒として参加させてもらいました。
明Pに負かされました! 15票差!
負けたのめちゃめちゃ悔しいですね!
とはいっても、俺の動画作成技術のレベルは参加者の中でまったく高い方ではないので覚悟しての参加なんですけど。
でも、負けるつもりで参加するのは視聴者にも参加者にも失礼なので
「勝つ動画を作る」努力はしたつもりです。
が。
自分の負けは負けとして、カクサバ全体での投票結果を見て違和感を感じました。
んー
一晩違和感を突き詰めた結果、二つの感覚ズレを見つけました。
- 投票する基準
- 自分に3Dモデル信仰があるな
ズレているのは、俺、です。
1.投票する基準
俺の投票基準は
- テーマとアイドルの組み合わせをいかにうまく使ってるか
- 30秒で切ってその先を見たいとどう思わせて来るか
でした。
twitterで呟いている方の選定基準をすこし引用
KAKU-tail VS MSC ~令和の陣~ 投票動画 https://t.co/qtN0bLXAFf #sm39145769 #ニコニコ動画
— 阿羅他 (@arataimas) 2021年8月8日
見終わった!!!!!テーマとアイドルの組み合わせを先に見てるのでそこら辺の使い方を重要視して選んだ!!!!!
解釈!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
前2組の動画の置き方に対してこれなのただただ火力重視で面白い。「切り取った所から続きが見たい所を投票する」ルールでもこういうのが勝つんでしょうか? #双星演舞 KAKU-tail VS MSC ~令和の陣~ 投票動画 https://t.co/dInPL3KOHi #sm39145769 #ニコニコ動画 pic.twitter.com/1Bvrt2Pslw
— ぷちきん (@puchi_chicken) 2021年8月8日
カクサバ、投票完了!
— 親方N (@oyakata_giant) 2021年8月9日
とにかく規定どおり「続きが見たい作品」を選びましたが……ッ!
後ろ髪引かれる作品が多かったッ!
カクサバ投票してきたー。自分基準は「この続きが見たい楽しそうな作品」です。なお作者特定できそうなのは2作品でしたw #双星演舞
— ナルナル/あずームP (@AzumuP) 2021年8月9日
原点に立ち返り、「続きが気になる!」という観点で。
うんうん。デスヨネー
では、ルールを見返してみましょう。
ルール
参加者は割り当てられた「アイドル」と「テーマ」で動画を作成。その動画を使って3軍が対決します。
3軍は1試合で1本づつ30秒の動画を出し、視聴者の投票によりその試合の勝者が決まります。
勝者となった動画は結果発表動画内でフルサイズ版が披露されます。5試合を行い、一番勝者が多かったチームが優勝となります。
あれ?
ルールのどこにも「続きが見たい」とかない。
投票基準も探したけど見つけられない…
投票フォームにあったかもしれないけど、あのフォームでそんなの読んで投票しないと思う。
俺、ルール間違えてた!
これ、30秒の動画作って、3本のうち「一番いい動画」に投票する企画じゃん!
テーマは製作者への縛りであって、視聴者には関係ないじゃん!
...まあそれは極端な話で、実際には「30秒だけ切り出し」を伝えてる(公的には伝えてないかもしれない)んで、続きが見たいと思わせて入れさせる手も使えるんですけど、それはメインの趣旨じゃないのね、と目から鱗です。
何の鱗かというと、古のMSCから刷り込まれた鱗ですねー。
そして、MSC軍の動画は5本とも全部、「続きが気になる」戦略で作られてますね。 おお。
ちなみに、ルールを間違えてなければ勝てたかという話で言えば、俺は多分無理ですw
俺は「先を見たい」「テーマ解釈」あたりが投票基準に入ってて、ギリギリ戦えなくもない、というタイプ。
■18:24追記
投票フォームにも
— dragontwo2@カクサバ令和の陣 (@dragontwo2) 2021年8月15日
KAKU-tail VS M.S.C. ~令和の陣~ ルール
・「先鋒」「次鋒」「中堅」「副将」「大将」からそれぞれ1本づつ、「続きが見たい!」と思う動画を選んで下さい。
って書いたっすよ!(>0<)b
よかったよかった。勘違いはしてなかったっぽい。
2.自分に3Dモデル信仰があるな
こっちのほうがもう少し深刻で。
- 先鋒 3Dダンス/3Dダンス/〇2D映像効果
- 次鋒 〇人力/3D映像効果/実写
- 中堅 〇2D映像効果/ネタ/2D映像効果
- 副将戦 3D映像効果/3Dダンス/〇2D映像効果
- 大将戦 3D映像効果/2Dパワポ/〇2D映像効果
シャニが勝っているのでまあ当然だけど、3D全負け。
これは空間と時間を映像でどう埋めるかという問題かもしれない。
3Dモデルによるダンスは一見タイムライン埋まるんですけど、究極的には2Dモーショングラフィックスほどの快感密度を出しにくいんじゃないかという気もしています。思い通りに制御するコストが高い。
まあ、おれはそもそも加工しないけど。
その結果、実は2Dだから3Dだからとか手間とか技術の差はともかくとして、
「俺が3Dモデルのダンスから感じてるほどの快感を今の製作者・視聴者は感じない」
という仮説に辿り着きました。
アイマスが発展してくる時代、「かわいいアイドルが3Dで歌って踊る」ということに衝撃を受けて追いかけてきた体験が、一種の3Dモデルによるダンス信仰みたいなものを自分の中に作っちゃってるかもしれない。
俺が3Dで10点、2Dで10点と等価と判断する二つの作品があったとして、他から見ると3Dが5点、2Dが10点と言うことが多いのかもしれない。
かわいい3Dモデルが躍動的に動く、というのは、いまではそこら中に溢れかえり、単なる表現の一形式としてよりフラットに評価されているのかもな、とも思います。
これ、自分の主観・体感が変えられないので、フラットな観測はできないんですよね。
MSC軍がtwitteのTLでは強いとか、投票動画のコメントで強いとか、ニコニコにコメントしない視聴者層とか、生放送がコメントよりエモート主体になる理由とか、いろんな観測事項と合わせて、上記2点とひっくるめて
「時代は進むね」
という結論に、自分の中ではなりました!
こういう記事が書かれることが少ないのも同じ流れだな?と思ったり。
いずれにしても157人も、自分の動画に投票してくれたことになんの変りもなく、うれしいし、ありがたいし、うれしいです。
本当に、ありがとうございます。
オファーしてくれたどらつーさんや、相談に乗ってくれたみなさんにも感謝しています。
単品は9/12のりあむ誕に上げようかな。
手直しするかどうかは、もうちょっと敗戦の傷が癒えてから考えます。
涼し気にdiscordに参加したりこの記事書いたりしてるけど、ズタズタです。そういう性分なので!
製作過程などの話はまたその時にー。